結婚制度をも揺るがす存在。
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「PROPOSE」通常盤 清 竜人25 曲名リスト 1. Will笙。You笙。Marry笙。Me? 2. Mr.PLAY BOY...笙。 3. A・B・Cじゃグッと来ない!! 4. Call笙。Me笙。Baby 5. ハードボイルドに愛してやるぜ笙。 6. プリ~ズ...マイ...ダ~リン笙。 7. ラブ□ボクシング 8. どうしようもないよ... 9. 天上天下唯我独尊 10. 逢いたいYO~♪ 11. The笙。Birthday笙。Surprise 12. やっぱりWifeがNo.1♪ 13. 誓いのワルツ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今でこそ一夫一妻制が当たり前の時代ではあるけれど、
日本の近代化・西洋化の歴史の中で側室制度が無くなった事は
当時の実感としてはかなりのインパクトがあったのではないか。
10年ほど前に女系天皇等の話題が紛糾していた頃、
皇室の側室制度の復活論なんてのもあったように記憶している。
実際明治天皇の頃までは側室はあったし、
当時は上流階級の武士や商人でも一夫多妻が普通にあったらしい。
そう考えると一夫一妻が完全に一般的になってから
実はたかだか100年程度しか経過していないという事だ。
クリスマス同様、我々はキリスト教的思想に侵されつつあるのだ。
そんな状況に「待った」をかける存在が現れた!
それは「清竜人25」。通称KR25。なんと一夫多妻制アイドルなのだ。
清竜人を中心に複数の「清」姓を名乗る夫人がメンバーだ。
新しい入籍が行われるとメンバーが増え、現在第一夫人~第七夫人までいる。
やべぇ。中東ならまだしもここ日本でこんなアイドルを仕掛けてくるとは。
清竜人は昔auのCM曲を歌っていた正統派ソロシンガーだったらしいのだが、
実は彼の事を俺は先日友人に教えてもらうまで知らんかった。
auのCMと言えば仲間由紀恵が恋のダウンロードとかいう
立派な黒歴史を刻んでいたのは覚えているがそれよりも結構後の話っぽい。
そんな清竜人がこの近代化した日本で、
こんな事やっちゃってくれたわけですよ。これは面白い。
何せ1stアルバムのタイトルは『PROPOSE』。やべぇ。
このアルバムの「プロポーズ」を受けて、
「私も清ハーレムに加わりた~い」とかいう女性が増えて、
それによってさらに多くの妻が彼の元に集まっていく。
なんて奴だ清竜人。
もしかしたら彼は日本の価値観をぶっ壊していく存在かもしれない。
しかも曲がまたいい感じにダンディ&セクシーだ。
1曲目の『Will笙。You笙。Marry笙。Me?』からかましてくれる。
完全にスパイスガールズの『Wannabe』がベースだが元気いっぱいで面白い。
すると2曲目『Mr.PLAY BOY...笙。』ではいきなり
「電光石火のスケベ!」だの「空前絶後のスケベ!」だの罵られる。
なんだこれ。いいぞ、もっとやれ。
その後も怒涛のはっちゃけポップソングが目白押しだ。
アルバム全体を通して確かにアイドルポップではあるのだが、
他のアイドルにはないキャピキャピ感とイチャイチャ感がある。
ただ曲名にハートマークが多すぎて、
パソコンに取り込んだものの表示させるツールによっては文字化けがヒドイ。
どんだけキャピキャピしとんねん。面白いけど。
そんな一夫多妻アイドルとして開花した清竜人25。
ちなみに第五夫人は妊娠で活動休止中らしい。
今後も勢力拡大を狙ってどんな活動をするのか楽しみだ。
しかしよくよく考えると一夫多妻は恐ろしい。
一部のイケメンが殆どの女性をかっさらっていくので、
そうではない男性に女性が回ってこなくなる。
回ってくるのは地下ダンジョンに居るような代物だ。
一緒に地下ダンジョンを徘徊するペアが誕生する事になる。
そうなったら顔面の遺伝子のルーツである親を怨むしかない。
しかしその親はちゃんと結婚してるわけだ。あれれ。悲しいかな。
もう残る駆け込み寺は高須クリニックだ。イエス。
みんな一夫一妻制で良かったね。
清竜人に負けずに一夫一妻制を支持しよう。
【採点】
・価値観を根底から覆すアイドル 30点
・ダンディー&セクシー 20点
・キャピキャピ&イチャイチャ 20点
・一妻多夫アイドル出現も求む。 1点
71点