脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Talking Heads / Fear Of Music [1979]

怖くない怖くない全然怖くない。

Fear of Music Fear of Music
Talking Heads

曲名リスト
1. I Zimbra
2. Mind
3. Paper
4. Cities
5. Life During Wartime
6. Memories Can't Wait
7. Air
8. Heaven
9. Animals
10. Electric Guitar
11. Drugs

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洋楽の80年代はロックが下火だった時代と言われたりもするが、
どっちかってーと色んな方向性に多様化していった時代で、
「所謂ロック」ってヤツが少なくなっていったという感じだ。

70年代末にパンクやニューウェーブが台頭して、
人々の中のロックの概念自体が変化し始めた頃に出たのが
Talking Headsのこのアルバム『Fear Of Music』である。

「音楽の怖ろしさ」だなんて、まぁ怖いわ!

Talking Headsと言えばこのアルバムの後1980年に、
押しも押されぬ傑作アルバム『Remain In Light』を出すわけだが、
そこは捻くれた性格で通る俺だ。
有名ドコロと違う物を取り上げる。


かなり地味なポジションにいるアルバムだが、
U2等で知られる敏腕ブライアン・イーノがプロデュースしただけあって、
結構イーノ入ってる。(決まった…!)


まずこの作品はファンク要素を取り入れている事が特徴的だ。
1曲目の『I Zimbra』は今後のTalking Headsを象徴するような曲だし、
4~6曲目辺りの流れは特にワクワクして面白い。
5曲目の『Life During Wartime』なんかもうワクワクさんだ。

結構落ち着いた感じでもあるのだが、
次作『Remain In Light』の前夜を感じさせるモノもある。
ここがこういった傑作前夜のバンドの作品の面白さ。

こんな俺達、シャレオツじゃね?」と言いつつ恥じらいがあるような、
そんな彼らの葛藤があるユーモラスなアルバムだと思う。

そしてそれと同時に良く言われているのが、
彼らはやはりライブを見て楽しむものだという事。
ネットの動画で見れるような時代になっていやはや便利!
『Life During Wartime』のライブ動画が観れて良かった。

ちなみにレコード盤はジャケットにちゃんと凸凹があるそうです。
いつか特装版なんかで再現してくれないかなー。


【採点】
・シャレオツミュージック  30点
・イーノ、入ってます。   30点
・地味だけど出来る子    10点
・捻くれてる俺はきっと出来ない子
              ー4点
66点