脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Blur / The Magic Whip [2015]

ゴリラとも仲良くしなければ。

The Magic Whip The Magic Whip
Blur

曲名リスト
1. Lonesome Street
2. New World Towers
3. Go Out
4. Ice Cream Man
5. Thought I Was A Spaceman
6. I Broadcast
7. My Terracotta Heart
8. There Are Too Many Of Us
9. Ghost Ship
10. Pyongyang
11. Ong Ong
12. Mirrorball

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Oasis復活の噂はたまにあったけど、
まさかBlurが復活するとは!!
定期的に復活チラつかせてたOasisは完全にやられたな。

Blurが実質的に活動を休止していた期間、
フロントマンのデーモン・アルバーン
架空のバンドというコンセプトでGorillazを始動させ、
blurの時にはイマイチだったアメリカでも人気が出ちゃうんだが…

俺は正直Gorillazの音楽は苦手だった。
だからGorillazが人気になってblurの気配が薄れていく中、
もうデーモンがゴリラに魂を売ったのかと内心寂しかった。

そしてブラーとしては12年ぶりの新作『The Magic Whip』だ。
香港のスタジオでレコーディングされた事もあって、
中国テイストなジャケットが面白い。

今回の作品は香港の民主化デモからも触発されたそうだ。
香港はイギリスの領土だっただけに、
Blurにも何か思うところはあったのか。


で、内容なんだが初期blur+Gorillazといった感じだった。

…やっぱりゴリラに魂半分売っとったわ!!


でもグレアムのギターが帰ってきて、
懐かしのブラーサウンドが久々に炸裂してる。
こいつはOasisもそろそろ重い腰をあげないといけないのでは?

しかも12年前の『ThinkTank』では既にBlurも様変わりしてたので、
あのブラー独特の適度にゆるいポップ加減がここまで復活したのは、
もうかなり久しぶりなんじゃなかろうか。

デーモンのあの少し脱力したようなボーカルは、
このblurのポップ具合だから活かされる。

ただ、やっぱりもうちょっと原点回帰して欲しかった気はする。
もうちょっとゴリラ成分をだな、デトックスしてくれまいか。

まーでもGorillazが好きだった方には好評か?


【採点】
・懐かしのブラー 30点
・脱力ポップ   20点
・半分原点回帰  20点
・半分類人猿    2点
72点