脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Album】Mr.Children / REFLECTION{Drip}[2015]

ミスチル起死回生の一発。

REFLECTION{Drip}通常盤 REFLECTION{Drip}通常盤
Mr.Children

曲名リスト
1. 未完
2. FIGHT CLUB
3. 斜陽
4. Melody
5. 蜘蛛の糸
6. Starting Over
7. 忘れ得ぬ人
8. Reflection
9. fantasy
10. REM
11. WALTZ
12. 進化論
13. 幻聴
14. 足音~Be Strong

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今年最大の話題作と言っても過言ではない。
我らがミスチルの最新アルバム『REFLECTION』であります。

今回のアルバムはかなりプッシュされていたが、
それくらい意気込みの入った作品であるのは間違いないっぽい。
製作期間もかなり長かったようだし。


注目すべき点はまず通常のCD形態とUSB形態での二種発売だ。

USB形態は『REFLECTION {Naked}』となっており、
収録時間等の制約も無いため23曲入りの大ボリューム。

特に最近は音楽ストーリーミングサービスが活況になってるし、
CDという形態に拘らない提供方法に皆の注目が集まってる時。

そんな中こういった新しい試みは、浸透するかどうかは別にしても
ミスチルのような大御所がやるのは大きい出来事ではなかろうか。


つーわけで、今回はCDの方『REFLECTION{Drip}』についてだ。

『REFLECTION{Naked}』と比較して構成はやや似ているが、
内容としては密度の濃い楽曲群になるように、
文字通り{Naked}から{Drip}した選曲となっている様子。

ただ、アルバムのリード曲である『未完』が
{Naked}ではラストになっているのに対して
{Drip}では初っ端になっているという部分はポイント。

そして{Drip}では代わりのラストはシングル曲の
『足音 ~Be Strong』となっているわけだ。

この曲はミスチルオリコン連続1位記録が途絶えた
ある意味で記念碑的な曲でもあったりするんだが、
この{Drip}の〆の曲として聴くと非常に感慨深い。

前作『[(an imitation) blood orange]』(通称AIBO)もそうだったが、
ラストにシングル曲でガツンと終わるってのが、彼らの流行りか??


大体昔のミスチルのアルバムの構成って、
シングル曲3、4曲にアルバムの核となるリード曲が1曲、
そしてそれを囲むようにまぁこう言っては何だが
サブキャラ的な曲が残りの曲、みたいな感じだった。

しかし今作は過去の王道のような作品作りから完全に脱却して、
とにかく新しいアプローチを模索し続けていこうという印象だ。
そこはコバタケプロデュースから離れて
セルフプロデュースへと向かっている姿勢からも分かる。


この{Drip}はそんな新しいミスチルの息遣いが感じ取れて、
直近5作くらいの彼らのアルバムの中でも一番良かった!
まさにミスチル起死回生の一枚と言える出来だと思う。

さて、実は『REFLECTION {Naked}』の感想もあるので、
とりあえず{Drip}はこんなとこで。お次は {Naked}!


【採点】
・新しいミスチル始めました    30点
・セルフプロデュース始めました  30点
・USB始めました         20点
・アルバムはオリコン1位取りました 1点
81点