脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

【Song】Duran Duran / Rio [1982]


ありがとうリオ。

リオ五輪が終わった。

普段はスポーツなんか大して観もしないくせに、
こういうときだけにわかファンになるのはどこのどいつだよ。

俺だよ!
いいじゃんよー別に。普通に感動できますよ。

しかし今回メダルもいっぱい獲れたし、
次の東京五輪に向けていい感じに機運が盛り上がったんじゃないかね。
てかゆとり世代スゲーだろ。ゆとり万々歳!

閉会式での東京五輪引継ぎセレモニーも
椎名林檎姐さんがかなり頑張っててビックリしたよ。
東京五輪に向けて東京事変再結成とかしないかな。


つーわけでこの五輪の最中聴いていたこの曲だ。
80年代MTVブーム時代の代表選手、デュラン・デュランの『Rio』。
別にリオ五輪とは全く関係ない曲だが、
リオっつったら真っ先に浮かんでくるのはもうコレなんだよ。

80年代の洋楽と言えばポップで明るいイメージがあり、
デュラン・デュランの音楽もその中の部類に入るだろう。
ロックバンドではあるがそのファッション性も相まって、
華やかなイメージが先行しているのが彼らだ。

それ故にロック界隈を中心とした音楽ファンからは、
彼らはあまり支持されていない感が未だに強い。
デュラン・デュランはミュージックビデオも含めて
ヴィジュアル面での押しが強いのでアイドル的な扱いを受ける事もある。

まぁいつの時代も見た目がいい奴とかは
「中身が薄い」とか何かと理由をつけて叩かれるもんなんだよ。
イケメン見たらまず欠点を探すだろ。そういう事だよ。
もしイケメンで頭も良くて運動も出来て話も面白い奴がいたりしたら、
絶対欠点見つけるまで納得しないだろ。それでいい。それが人間だよ。


だが、デュラン・デュランは単なる見た目だけじゃなかった。
彼が起こしたとニューロマンティックと言われるブームは
後の日本のヴィジュアル系等までにも影響を与えており、
音楽の新たな楽しみ方を印象付けたという意味で重要だったのだ。

また80年代当時の日本の洋楽好きにも受けが良く、
その世代の人間と洋楽の話をすると大体名前が挙がってくる。
バブル連中の話に混ざりたいなら覚えておこう。
別に連中の話に混ざったところで面白いかは保証しないけど。


そんな見た目だけじゃない彼らの代表アルバムの表題曲が『Rio』だ。
ビデオを観れば分かるだろう。華やかな80年代の匂いが漂っている。
バブリーだ。バブル連中が浮かれちゃっていた気持ちが分かるぜ。

本国イギリス自体は別にバブルって程でも無かったかもしれないが、
鉄の女サッチャーの執政により経済的には上向いていた時代だ。
やはりこの曲から感じる空気感は80年代そのものなのかもしれない。

確かに音楽的に軽いノリと言われればそうかもしれない。
というかイケメンでかつ当時の音楽シーンを牽引していた彼らに
なんとか文句をつけようとしたらもうそう言うしかないかもしれない。

ただビデオと共に音楽を楽しむ事が浸透し始めていた時代の、
確かな足跡がココにあるわけだよ。その事実は間違いない。
あの故ダイアナ妃も彼らの大ファンで『Rio』を良く聴いていたそうだ。


というわけでリオ五輪とは全く関係ない話になったが、
結局は人を見た目だけで判断してはいけないという事である。

見た目も内面もいい人はやはり存在するのだ。
そして見た目に自信がない人も内面を磨いていけば、
それがやがて自信となり不思議と見た目も良くなっていくわけだよ。

つまりやっぱ見た目だ。


【採点】
リオ五輪お疲れ様   30点
・MTVブーム代表選手 20点
・見た目だけじゃない  20点
東京五輪も頑張ろう   5点
75点

Rio Rio
Duran Duran

曲名リスト
1. Rio
2. Hungry Like The Wolf
3. Save A Prayer
4. Hungry Like The Wolf (2001 Digital Remaster)
5. Hold Back The Rain (2001 Digital Remaster)
6. New Religion (2001 Digital Remaster)
7. Last Chance On The Stairway (2001 Digital Remaster)
8. Save A Prayer (2001 Digital Remaster)
9. The Chauffeur (2001 Digital Remaster)

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