来ーたぞっ、わーれらーの?
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割と最近のヤツから紹介。
洋楽の話題作として挙がってたので
ちょっくらYoutubeで観てみたんだが…何コレ。
1回視聴しただけで圧倒されちゃったよ。
んじゃちょっくら買ってみますかってCD買ったよ。
俺はそのうち幸福な壺とか買ってそうだ。
俺は実はこういうシューゲイザー?アンビエント?みたいな
環境音楽っぽいジャンルって少し苦手意識があった。
だからあまり熱心に聴いて来なかったんだけど
このアルバムに関しては素直にスゲーと思ったわ。
まーいつも言ってるが音楽のジャンル分けって便宜上のものである。
人に説明したり店頭に並べるときにある程度の指針になる程度だ。
だからもちろん正確性なんて無くあいまいな事もあるわけで、
結局は自分の耳で聴いて自分の感性で確かめろって話なのね。
だからいくらジャンルで選別しても
好き嫌いなんて結局は実際に触れてみないと分からんもんだ。
世にいう百聞は一見にしかずってヤツだ。
…アレ?なんかちょっと違うな?百聞は一聴にしかず?
さて、この作りこまれたノイズというか実験性の高い音楽。
ゾクゾクして引き込まれる感覚である。
ミュージック・コンクレートとも言えるのかな?
潜在意識に訴えかけるような空気を構築している。
環境音楽っぽいけどなんか鬱ロック系な要素もある。
そしてこのジャケットだよ。
人間の体が撃ち抜かれ体液が飛び散る様子だ。
動画にも同じ場面があるが、
このジャケットの雰囲気がCDの内容をさらに際立たせている。
画質もあえて昔のカメラの質感を出していてそれがまたいい。
60年代のウルトラマン・ウルトラセブン辺りの
特撮の雰囲気を彷彿とさせるね。MVもそんな懐かしの特撮風だ。
特撮ファンはきっとニヤニヤするはずだ。
聴けばまるでオーロラをも突き抜けて、
壮大な宇宙遊泳をしているかのごとき幻覚を感じ、
見ればこちらも心を打ち抜かれたような緊迫感漂うジャケット。
底知れぬパワーを秘めた問題作である。
進め銀河の果てまでも。
【採点】
・静寂と轟音の二面性で迫る音 30点
・緊迫感に包まれたジャケット 25点
・未知なる感性との遭遇 20点
・ウルトラビームでストライク! 5点
80点