真面目に究極の邦楽名盤ランキングを作る。
真の邦楽名盤ランキングを作ってやる。
昨年の夏の終わりに発売されたこの本を読んだ。
日本のロック名盤ベスト100 (講談社現代新書)
内容については賛同したりしなかったりはあったけどまぁ面白かった。
日本における「ポピュラーな芸能界の歌謡曲」に対抗する音楽を
「邦楽ロック」と定義した上で過去に発表されたアルバムから選抜している。
ちなみにこの筆者の見解を凄く簡単に纏めると「ロックは衰退しました」だ。
つまりロ退である。今世紀に入ってから日本はロ退に向かっているそうだ。
でもいつの時代でもきっと誰かがロ退!ロ退!と言ってたはずである。
ついこの前俺の後輩がロ退とか言っていたのでこれからロ退の人もいるのだ。
結局ロックの定義なんて曖昧なわけで、
その違いのせいで「こんなのロックじゃない」という不毛な論争が
今この瞬間も世界のどこかの酒場で繰り広げられているのだ。
いい酒の肴になってるんじゃないか。それもロックの醍醐味だよ。
ただ、個人的には昔の音楽を懐古するばかりの論調は好きでは無い。
歴史的な意味があるのは分かるが、歴史があるだけでは意味が無い。
伝統さえあればそれだけで価値があると思っていたい伝統芸能と一緒だ。
テレビのアニメ名作特集なんかでも20世紀のものばっかりが取り上げられ、
ハルヒもギアスもまどマギも紹介される事が無いという悲しき話がある。
分かったから!フランダースの犬の最終回でみんな泣いたの分かったから!
「おやすみパトラッシュ」「ネロ、もう寝ろ」という鉄板ネタ知ってるから!
しかし本来の大きなロックの物語の文脈から外れてしまったロックは
最早ロックではないという観点に立てば、この筆者の主張もその通りだろう。
実際洋楽の名盤ランキングでもその殆どが昔のアルバムばかりだしね。
新しいものはやはり評価までに時間を要するし、
先に同じような事をやってる先人達が多い故に、
後から始めた人は状況的に不利であるのも仕方ないのは事実だ。
だから、個別に賛同出来る部分出来ない部分はあるにしてもだ、
過去の邦楽の歴史を振り返る上でこの手のランキングは非常に参考になる。
むしろCDの売り上げに左右されるランキングばかりの日本において、
別の切り口のランキングというのはもっと広く知られるべきなのだ。
こういう往年の名盤も広く伝えていく事で価値が残っていくわけだ。
それに洋楽の名盤ランキングは結構見かけるのに対して、
邦楽の名盤ランキングなんてまともに見た事が殆ど無いんよね。
それはメディアの発信力や気概にも因るんだろうけどさ。
だからこの手のランキングは結果的に色々言われる事になったとしても、
それを作る事に意味がある。それをきっかけに様々な意見が出るのも楽しい。
じゃあ俺も邦楽の名盤ランキング作る。
そこでだ、俺もここらで邦楽の名盤ランキングを作ろうと思う。
作るといっても俺の好みで選んだ名盤ではない。
そんな事したらほぼ2000年代のアルバムばかりで終わってしまう。
ここは上記のロック名盤ベスト100の本も含め、
「売上ではないオールタイムベストアルバムのランキング」
の作成を行った企画5つからトップ20を集計して作成するのだ!
①日本のロック名盤ベスト100(講談社現代新書)
②日本のロック・ポップアルバム150枚(SNOOZER)
③日本のロック・ベスト25(mixi)
④日本のロック・スタンダード・アルバム54(タワーレコード)
⑤邦楽名盤100選(ブックオフオンライン)
以上の5つのランキングのトップ20、
延べ100枚から最終的なベスト20を決定するぜ!
5つのランキングの統合なんてなかなかワクワクする作業だな。
そうだよ。俺はいつも他力本願だよ。
しかしこんな企画、個人じゃないと出来ないしね。
実際に限りなく客観的で総合的なランキングになるんじゃなかろうか。
上記の5つのタイトルを見る限り、
邦楽といいつつ実質ロックアルバムばかりになりそうだが、
実際にはバンド形式以外のアーティストも多数ランクインしている。
ロックなんてやっぱり定義次第だよな。
俺にとってはきゃりーぱみゅぱみゅもロックだよ。ぱみゅぱみゅ。
集計方法だが、これには少し独自の工夫を入れる事にした。
まず単純に1位:20点、2位:19点~20位:1点として5つのランキングで合計。
さらにそこに追加点の概念を盛り込むぞ。
この5つのランキング、5つそれぞれの特色がある。
ランキングというものはなんだかんだ言って偏らない事なんてほぼ不可能だ。
だから複数のランキングに登場する作品というのは、
より普遍的な評価をされていると考えられるため追加点を入れたい。
例えばAというアルバムは①のランキングで5位に入ったのみ。
Bというアルバムは①と②のランキングのそれぞれで15位だったとしよう。
この場合単純な配点だとAが15点でBが10点だ。
しかし俺はどちらかというとBの方をより名盤と呼びたい。
複数の企画でトップ20に入るんだからそこを評価せずにはいられない。
というわけで、複数のランキングにも登場するアルバムは
登場するランキングの数に応じて+10点を加算する。
3つのランキングに登場した場合は+20、5つ全てに登場したら+40だ。
さらにだ、どうもこの手のランキングは
一つのアーテイストにつきアルバム一枚までという
共通した暗黙ルールが見受けられる。一部例外もあるようだが。
より色々なアーティストを反映するという意向だろう。俺もその方が好きだ。
だが、本来ならば複数のアルバムが入るであろうアーティストも、
このルールによってどれか一つの代表作に絞られている可能性が高い。
となれば、CというアーティストのDというアルバムが③のランキングに、
CというアーティストのEというアルバムが④のランキングにあった場合、
実はDもEも良い作品なのにそれがランキングの種類によって
チョイスが分かれてしまった可能性が考えられる。
そこでもう一つ加点ポイントだ。
同じアーティストの同じアルバムが別のランキングに登場していなくても、
同じアーティストの別のアルバムが登場していた場合は+5点を追加する。
上記の例で言えばDのアルバムもEのアルバムもそれぞれ+5点する。
以上のルールに沿って集計した最終獲得点数でランキングを決定したい。
尚、同じアーティストのアルバムは最大得点となった一枚を採用する。
また同点数の作品が複数あった場合は、登場するランキング数が多い作品を、
それも同じ数だった場合は最高順位が高い作品を上位にランクインさせる。
各ランキングを集計してみる。
というわけで、各ランキングの内容も見ながら集計してみよう。
これでついに最強の邦楽名盤のベスト20が確定するのだ。
一体どんな作品が顔を出すのだろう。我ながら楽しみである。
①日本のロック名盤ベスト100(講談社現代新書)
のトップ20はこれだ。
1位「風街ろまん」はっぴいえんど
2位「RHAPSODY」RCサクセション
3位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS
4位「Solid State Survivor」Yellow Magic Orchestra
5位「ゴールドラッシュ」矢沢永吉
6位「喜納昌吉&チャンプルーズ」喜納昌吉&チャンプルーズ
7位「A LONG VACATION」大滝詠一
8位「空中キャンプ」フィッシュマンズ
9位「黒船」サディスティック・ミカ・バンド
10位「FANTASMA」CORNELIUS
11位「ヘッド博士の世界塔」フリッパーズ・ギター
12位「燃えつきる キャロル・ラスト・ライブ」キャロル
13位「SPACY」山下達郎
14位「ひこうき雲」荒井由実
15位「ジャックスの世界」ジャックス
16位「BLUE BLOOD」X
17位「SOMEDAY」佐野元春
18位「アナーキー」アナーキー
19位「WELCOME PLASTICS」プラスチックス
20位「ライブ」村八分
本のネタバレになるので心苦しくもあるが、
20位までという事で引用させて戴いた。
ちなみにこのランキング自体は、
2007年に日本版ローリングストーン誌に掲載された
「ローリングストーン日本版が選ぶ日本のロック・アルバム名盤ベスト」
が初出である。
しかし今回書籍化にあたり結構ランキングも変わっていた。
トップ10は変わらないがそれ以降は結構変わっているので、
最新版という事で書籍の方の内容を集計に使いたいと思う。
改めてランキングを眺めてみると、
なんだかんだでこの内容がかなりスタンダードな気がする。
もうなんかこのトップ20がファイナルアンサーでいいように思えてきた。
いや、そんな事でくじけてはいけない。頑張ろう。
②日本のロック・ポップアルバム150枚(SNOOZER)
のトップ20はこれだ。
1位「楽しい夕に」RCサクセション
2位「ローザ・ルクセンブルグII」ローザ・ルクセンブルグ
3位「空中キャンプ」フィッシュマンズ
4位「ライブ」村八分
5位「太陽」中村一義
6位「SUPER ARE」BOREDOMS
7位「早熟」岡村靖幸
8位「ぷりぷり」ローザ・ルクセンブルグ
9位「FANTASMA」CORNELIUS
10位「エレクトロ・アジール・バップ」ソウル・フラワー・ユニオン
11位「南蛮渡来」暗黒大陸じゃがたら
12位「軋轢」FRICTION
13位「WILD FUNCY ALLIANCE」スチャダラパー
14位「ひまつぶし」山口冨士夫
15位「’77 LIVE」裸のラリーズ
16位「VISITORS」佐野元春
17位「Perspective」P-MODEL
18位「シングルマン」RCサクセション
19位「ギヤ・ブルーズ」THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
20位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS
音楽雑誌「スヌーザー」が、
上記の日本版ローリングストーン誌が発表したランキングに対抗して
その数か月後に発表したランキングだ。
それなりに独自路線である。特に清志郎とどんとが好きなようだ。
それでもローリングストーン誌と被っている作品もちらほらあるぞ。
ちなみに「スヌーザー」は2011年に廃刊になっている。
これも時代の流れだ。ちなみに編集長だった田中宗一郎氏は
「the sign magazine」という音楽サイトで活躍されているようだ。
③日本のロック・ベスト25(mixi)
のトップ20はこれだ。
1位「風街ろまん」はっぴいえんど
2位「SONGS」シュガー・ベイブ
3位「黒船」サディスティック・ミカ・バンド
4位「火の玉ボーイ」 鈴木慶一とムーンライダーズ
5位「一触即発」四人囃子
6位「センチメンタル通り」はちみつぱい
7位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS
8位「BAND WAGON」鈴木茂
9位「Solid State Survivor」Yellow Magic Orchestra
10位「ひこうき雲」荒井由実
11位「氷の世界」井上陽水
12位「HOSONO HOUSE」細野晴臣
13位「HORO」小坂 忠
14位「泰安洋行」細野晴臣
15位「無罪モラトリアム」椎名林檎
16位「メシ喰うな!」INU
17位「ジャックスの世界」ジャックス
18位「Char」Char
19位「玉姫様」戸川純
20位「はっぴいえんど」はっぴいえんど
20位「A LONG VACATION」大滝詠一
2007年にmixiの音楽好きのコミュニティが企画したランキングだ。
5つのランキングの中では最も一般リスナーの意見が反映されてそうだ。
つーかコレも2007年かよ。何があったんだ2007年の音楽業界。
ベスト25といいつつ100位まで一応集計したっぽい。
20位が二つあるのは得票数が同数だったからだろうか。
とりえあえずどちらも20位として扱おう。
ミクシィの面々ははっぴいえんど関連がお好きなようである。
ちなみに俺はmixiは誘われて一度ログインしたきりやめた。
なんだかリア充になってしまいそうで怖かったんだよ。
ロックな俺はリア充になってはいけない気がしたんだ。アホやったんや。
④日本のロック・スタンダード・アルバム54(タワーレコード)
のトップ20はこれだ。
1位「COVERS」RCサクセション
2位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS
3位「無罪モラトリアム」椎名林檎
4位「空洞です」ゆらゆら帝国
5位「BEAT EMOTION」BOØWY
6位「軋轢」FRICTION
7位「Jealousy」X
8位「熱い胸さわぎ」サザンオールスターズ
9位「VISITORS」佐野元春
10位「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」NUMBER GIRL
11位「Reflections」寺尾 聰
12位「ルイジアンナ」キャロル
13位「東京ワッショイ」遠藤賢司
14位「生命力」チャットモンチー
15位「風街ろまん」はっぴいえんど
16位「TIMERS」THE TIMERS
17位「GROWING UP」Hi-STANDARD
18位「ジャックスの世界」ジャックス
19位「three cheers for our side~海へ行くつもりじゃなかった~」フリッパーズ・ギター
20位「ライブ」村八分
2009年にタワレコの情報誌bounceの企画で発表されたランキングだ。
これは公式サイトがあるのでリンクを貼ろう。
⇒日本のロック・スタンダード・アルバム54 - TOWER RECORDS ONLINE
結構独自路線だが、個人的には一番親近感が沸く。
タワレコには長年お世話になっているしね。
特にナンバーガールやチャットモンチー、ハイスタのランクインに注目。
それに「そのアーティストでそのアルバム?」みたいな
ちょっと変わり種のアルバムを選んでいるモノが多い気がする。
⑤邦楽名盤100選(ブックオフオンライン)
のトップ20はこれだ。
1位「VISITORS」佐野元春
2位「空洞です」ゆらゆら帝国
3位「音楽図鑑」 坂本龍一
4位 「風立ちぬ」松田聖子
5位「ひこうき雲」荒井由実
6位「SONGS」シュガー・ベイブ
7位「泰安洋行」細野晴臣
8位「POINT」CORNELIUS
9位「君のために作った歌」松山千春
10位「楽しい夕に」RCサクセション
11位「Solid State Survivor」Yellow Magic Orchestra
12位「空中キャンプ」フィッシュマンズ
13位「南蛮渡来」暗黒大陸じゃがたら
14位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS
15位「風街ろまん」はっぴいえんど
16位「SPACY」山下達郎
17位「氷の世界」井上陽水
18位「黒船」サディスティック・ミカ・バンド
19位「玉姫様」戸川純
20位「SUPER ARE」BOREDOMS
中古本・CDショップのブックオフが企画したランキングだ。
これも公式サイトがある。
⇒邦楽名盤100選 │ ブックオフオンライン
※2016年11月にランキングが更新されたらしく、
現在内容が大きく変わっている模様。
ここでは2016年3月時点でのランキングをベースにします。
完全にブックオフクオリティだ。かなり独特である。
このランキングはいつ発表されたかが定かではないが、
内容をざっと見ると2014年の作品までランクインしているので、
5つの中では一番最近までの作品が反映されていると思われる。
特に松田聖子はこの手のランキングでは普通入ってこないのだが、
アルバムの制作陣に大滝詠一や松本隆が名を連ねているため、
何気に音楽通からの支持があるのだろう。
さぁ、これで全ての材料が出揃ったぜ!
この延べ100枚(101枚)に以下のルールを適用して集計するぞ。
1.1位⇒20点、2位⇒19点~19位⇒2点、20位⇒1点
2.別のランキングにも登場する作品はその数毎に+10点
3.別のランキングに同名アルバムが無くて同名アーティストの
別作品が登場している場合はそのランキングの数毎に+5点
やべぇ。楽しい。ずっとコレやってたい。こんな仕事無いかな。
決定!邦楽名盤ランキングベスト20!
さあ、究極の他力本願ランキングが完成したぜ。
これで長らく議論が交わされてきた
邦楽のオールタイムベストの完全版が決まるわけですよ。
皆いい加減決めたかったハズだ。今ここで俺が決めてやる。
これだけのソースを元にした名盤ランキングだ。頼む、皆納得してくれ。
では、集計結果の発表だ。
20位「氷の世界」井上陽水【1973】
登場数2回/最高位11位/合計24点
19位「A LONG VACATION」大滝詠一【1981】
登場数2回/最高位7位/合計25点
18位「SUPER ARE」BOREDOMS【1998】
登場数2回/最高位6位/合計26点
17位「南蛮渡来」暗黒大陸じゃがたら【1982】
登場数2回/最高位11位/合計28点
16位「泰安洋行」細野晴臣【1976】
登場数2回/最高位7位/合計31点
15位「ジャックスの世界」ジャックス【1968】
登場数3回/最高位15位/合計33点
14位「軋轢」FRICTION【1980】
登場数2回/最高位6位/合計34点
13位「無罪モラトリアム」椎名林檎【1999】
登場数2回/最高位3位/合計34点
12位「FANTASMA」CORNELIUS【1997】
登場数2回/最高位9位/合計38点
11位「ライブ」村八分【1973】
登場数3回/最高位4位/合計39点
10位「SONGS」シュガー・ベイブ【1975】
登場数2回/最高位2位/合計44点
9位「空洞です」ゆらゆら帝国【2007】
登場数2回/最高位2位/合計46点
8位「楽しい夕に」RCサクセション【1972】
登場数2回/最高位1位/合計51点
7位「黒船」サディスティック・ミカ・バンド【1974】
登場数3回/最高位3位/合計53点
6位「ひこうき雲」荒井由実【1973】
登場数3回/最高位5位/合計54点
5位「Solid State Survivor」Yellow Magic Orchestra【1979】
登場数3回/最高位4位/合計59点
4位「空中キャンプ」フィッシュマンズ【1996】
登場数3回/最高位3位/合計60点
3位「VISITORS」佐野元春【1984】
登場数3回/最高位1位/合計62点
2位「風街ろまん」はっぴいえんど【1971】
登場数4回/最高位1位/合計82点
1位「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS【1987】
登場数5回/最高位2位/合計99点
真の邦楽の名盤ランキングが完成だ!やったね!
改めてみるとこれは面白い。面白いし興味深い。一緒の意味だな。
しかし思った以上にいい感じにまとまった気がするよ。
なんだかんだで複数のランキングに登場する作品が結構多かった。
とにかく良かった。我ながら楽しい試みだった。
1位のブルーハーツの1stアルバムは、
5つのランキング全てでトップ20入りするという幅広い支持率で
圧倒的な存在感を示していた。おめでとうございます。
そのうちこの結果についてまた個別に記事を書きたいな。
ただ、まだ聴いた事がないアルバムも3枚くらいあるので、
いつかちゃんと全部聴きたい。
ただ、今回作成したこのランキングに十分に反映されたのは、
ギリギリ2007年までの作品である。もう10年近く前なのだ。
だから今後も評価が高い作品、高くなった作品が出現すれば
このランキングもきっと更新されていくだろう。
今回のランキングは最強とか究極とか中二病真っ盛りの言葉で着飾ったが、
それでも邦楽名盤ランキングは終わらない。まだまだ未完成なのだ。
やっぱり今後も邦楽の名盤が時代を塗り替えていく事に期待したいのだ。
「ロックは衰退しました」
そうかもしれない。でもその炎は消えちゃいないハズだ。
ロックが不要な世の中はある意味幸せなのかもしれない。
でも世界が変化を続ける限り、不平不満もまた必ずどこかで生まれ続ける。
そしてロックの概念も時代と共に変化していく。
音楽に求められる要素も変わり続けている。
そんな中でこれからの邦楽が目指す場所はどこなんだろう。
このランキングがその道を照らすヒントとなりますように!
うむ、いい締めだ。
↓各アルバムについての簡単な解説とプレイリストはこちら↓
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