脱R論

一般人の一般人による一般人のためのゆるくテキトーな音楽ブログ。ロックから脱却出来るその日まで音楽ネタを中心に書き綴ります。

AIが音楽の名盤を要約してやるから長文が読めない現代人もちゃんと読め。


やはり俺の音楽レビューはまちがっている。


「結局ねずこは人間に戻るの?戻らないの?」


出た。

いわゆる「結末が気になるからそこだけ教えて」だ。

鬼滅を少しだけ観た嫁が、一通り漫画で鬼滅を読了済の俺に言ってきたセリフである。

当然ながら俺がそんな問いにやすやすと答えるわけがない。
これは意地悪ではない。親切心だ。人になんでも訊いてんじゃねぇ。
自分の目で確かめろ。もし俺が嘘ついていたらどうする?
「ねずこは最後親指を立てながら溶岩の中に沈んでいったんだよ」と俺が言ったら信じるのか??


さて、何かのニュースで観たが最近は若い人を中心にこういう人が増えているらしい。

ファスト映画だの啓発本の図解だの、とにかく効率よく情報を摂取するという現代人。
そういう意味では俺の嫁はまだまだ若い現代人のようである。
ちなみにそろそろ結婚10年になります。おめでとう我が家。

この何でもショートカットしたがる人々についての是非は色々あるとは思うけど、
個人的には非常に気持ちは良く分かる。
やりたい事が渋滞している我々にとって、圧倒的に足りないのは時間なのである。
この点については誰もが共通して思っている事だろう。

俺自身も時間が無い人の助けになるような記事を過去にも書いている。

drr.hateblo.jp




日々時間を惜しんで生活されている皆様、今日も効率化に勤しんでいますでしょうか。

なんだか最近、効率化に対する揺り戻しも感じられるような気もするんだけど、俺自身はそもそも効率化する事は正義だと信じている。
効率化できる部分があるなら絶対にした方がいいでしょ。これは自明の理だ。
そうやって効率化した先で生まれた時間によって別の事をするわけだ。

ただ当然「効率化できない価値」というものが同時にある事も認めている。
そこを効率化したらいかんでしょと思う事、あるでしょ??

例えば音楽アルバムを聴くときに曲をすっとばして聴くヤツを
俺はパワハラ会議で問い詰めたいし溶鉱炉に鎮めたいと思っている。

一方で、例えば俺のブログなんか一つの曲のレビューに数千字使う事もあったりして、
こういうのは明らかに無駄なのである。実際に文章を読んでみると蛇足ばかりで内容が無い電子ゴミ。ギュッと圧縮したらバイト数ゼロになっちゃう理論。


しかし、やはりこの誰もが時間の取り合いをしている状況では、音楽というのは立場的に非常に辛い状況にあると言える。

以前もどこかで述べた事があると思うが、世間のみんなが求めているのは結局は「物語」であり「情報」なのである。
音楽にもストーリー性が無いとは言わないが、どうしても明確な文脈が存在するものを人々は欲しているという点では音楽は優先順位が下がってしまう。

さらに言えば厄介なのは損得勘定である。
貴重な時間を無駄にしたくないという多くの人は「有益」なものに時間を使いたがる。
これはいい事でもあるが、逆に言うと有益になりそうにないものは避けられる。

時間があれば自己啓発に勤しむ向上心爆上げ中の現代人が、
仮に1時間という時間があるならば、音楽のアルバム一枚まるまる聴くよりも
英語のリスニングをしたり自己啓発系の音声メディアを聴いたりするのだろう。


悲しいかな…こんな時代において音楽レビューなんて誰が読むんだよ…という話なのだ。

しかもまともにレビューしていない癖に数千字、ときには一万字を超える俺のブログ。
みんな140字の世界で効率化した情報ばかりを追っているこのご時世、
すっかり俺はレトロな人種になってしまったようである。


言うなれば皆が5Gに対応していく中で未だにポケベルを必死に使うような人間が俺。
公衆電話ボックスに閉じこもって10円を積み上げて必死にダイヤルしてるんだよ。
残酷な話だが、しかしこれからの時代は効率化できない人間に人権は無いのである。


まずい。

これじゃあ俺からも音楽からも音楽レビューからも人が離れていくばっかりだ。
かつて音楽雑誌がそうなっていったように、ついにはネットでも音楽ブログが読まれなくなっていくんだろうか…。


よし、一つここは効率化してみよう!



だらだらした長文が読まれない時代なら、要は短くすればいいんだろ??
ちょうど最近いいWEBサービスが発表されたんですよ~!


てってれ~!(ドラえもんの道具を出すときのアレ)

ELYZA DIGEST


どんな文章でも、AIが3行に要約!
してくれるというまさに忙しい現代人にうってつけのサービス。

その名も「イライザ ダイジェスト」である。

signal.diamond.jp


ちなみにこちらのサービスのスタートアップを輩出した
東京大学松尾研究室は日本のDeepLearning業界では非常に有名な研究機関で、
松尾教授は日本ディープラーニング協会の理事も務められている。


ちなみに俺も一応理系の人間なもんでね、
少しばかりAIを勉強してたんで遊んだこともありました。

drr.hateblo.jp


これでも一応勉強して資格を取ったりしたんだよ。全然実用的な事してないけど。

まあそれはさておき。

こんなこといいなできたらいいな。
みんなみんなみんなかなえてくれるAIの力で、どんな文章も要約できるようになったぞ!!
全国の校長先生は朝礼の原稿を書いてまずこのAIを通すように義務付けて欲しい。

AIで名盤のレビューを要約して多くの人に読んでもらいたい。


というわけで早速イライザちゃんに俺のレビューを要約して貰いたいと思う。


試しに最近書いたオアシスの名曲『Don't Look Back In Anger』についての記事を。

drr.hateblo.jp

 

文字数にして5000字は超えている。
校長先生の話に勝るとも劣らない冗長化した文章である。

さあ、イライザちゃんお願いだ!
これを要約してぐぐっと現代人にも通じる文章にアップデートしてくれ!!


いくぞっ。えいっ。

イライザちゃんの要約結果

↓↓↓

7月に公開された「ルックバック」という漫画が話題になっている。ジャンプの「チェンソーマン」が人気の漫画家藤本タツキ氏が描いた読み切り漫画。単行本化されて反響も大きいが、漫画は「いい漫画だと思うよ」と評している。






絶望。



いやいやいやいや俺の文章ヤバすぎじゃねーか!!??

これじゃ完全に漫画のレビューじゃん!?あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは音楽レビューを書いていたと思ったらいつのまにか漫画レビューを書いていた」って話じゃん!!

これは決してAIが悪いんじゃない。俺の文章が悪いんだ。
いつも脱線してばっかでまともな音楽レビューを書いてこなかった俺が悪いんだ。
ヤバイ。これじゃいくら要約したところで俺の文章なんて誰も読んでくれねぇ。


もっとまともな、まともな音楽レビューを要約して多くの人に読んで貰わなければ、
音楽業界の未来は無い!!



…お??

…もしかして…

okmusic.jp


出来るのか…??OK Music…!!!!!


数々の邦楽の名盤をレビューしてきたOK Musicさんの企画、
これだけはおさえておきたい邦楽名盤列伝」!!

ふがいない俺のレビュー記事の代わりに、AI要約の洗礼を受けて立つというのか!!??

※俺個人が勝手にやっているだけです。すみません。



頼む。俺の文章はもうどうやら手遅れのようだ。
だからOK Musicさんの名盤列伝の記事を要約させていただく事で、
より多くの皆さんに名盤の良さを伝えていく方針に切り替えた。


さあ、いつもの他力本願の俺が戻って参りました!

drr.hateblo.jp

 

今回は過去に俺がまとめた上記名盤の中から10枚を選んで、
その10枚に該当するOK Musicさんのレビュー記事をAIが要約してみる。

忙しい現代人よ、時間が無いというならこれを読め。
AIという人類が生み出した禁断の武器を使った短時間で読める音楽レビューだ。
これであなたも効率的に名盤を味わえるぞ!!

※イライザちゃんで要約する際は、記事が1ページの際はURLを指定、2ページ以上の場合は本文をコピーして繋げて要約処理を行っています。

「THE BLUE HEARTS」THE BLUE HEARTS【1987】

1. 未来は僕等の手の中
2. 終わらない歌
3. NO NO NO
4. パンク・ロック
5. 街
6. 少年の詩
7. 爆弾が落っこちる時
8. 世界のまん中
9. 裸の王様
10. ダンス・ナンバー
11. 君のため
12. リンダリンダ

ブルーハーツの記念すべき1stアルバム。音楽界に留まらない影響を世の中に与えた邦楽ロックの大傑作。OK Musicさんのレビューは下記のリンクから。

okmusic.jp


こちらをAIが要約すると…

↓↓↓

ロックバンド「THE BLUE HEARTS」の衝撃的な登場を、筆者が振り返っている。当時、バンドブームのピークは87年で、バンドの流行が加速していた。バンドの流行が加速し、音楽のジャンルも変化し、音楽のジャンルも変化した。


小泉進次郎構文
のような要約である。
いかにもAIっぽい感じがする文章になってはいるものの、しかしTHE BLUE HEARTSが出てきた当時の時代背景などを抑えていて路線を外れてはいない。くっきりとした姿が見えてるわけではないけど、おぼろげながら浮かんでくる。87年という年の雰囲気が。



THE BLUE HEARTS / リンダリンダ


「風街ろまん」はっぴいえんど【1971】

1. 抱きしめたい
2. 空いろのくれよん
3. 風をあつめて
4. 暗闇坂むささび変化
5. はいからはくち
6. はいから・びゅーちふる
7. 夏なんです
8. 花いちもんめ
9. あしたてんきになあれ
10. 颱風
11. 春らんまん
12. 愛餓を

5年前なら多分まだそんなに知られていなかったと思うんだけど、ここ数年でなんだか急速に大定番となった気がする日本の名盤。在籍者の以後の輝かしい功績も語り草だ。
OK Musicさんもいの一番にレビューされている。

okmusic.jp

 

これをAIが要約すると…

↓↓↓

はっぴいえんどが、フォークと歌謡曲の融合を証明した。フォークが歌謡曲に寄り添ったり、フォークがロックに接近したりする現象が起こった。ロックはフォークにも歌謡曲にもなり得ることを証明した。


うーんなるほど??「フォークと歌謡曲の融合」という点がひっかかるものの、全体としてはとりあえず「フォーク≒ロック≒歌謡曲」という定理を生み出したのがはっぴいえんどだという趣旨になっていて、これはこれで悪くない要約な気がする。



はっぴいえんど / 風をあつめて

「空中キャンプ」フィッシュマンズ【1996】

1. ずっと前
2. BABY BLUE
3. SLOW DAYS
4. SUNNY BLUE
5. ナイトクルージング
6. 幸せ者
7. すばらしくてNICE CHOICE
8. 新しい人

今思えば「空中キャンプ」というタイトル以外あり得ないと思わせるくらいに「空中キャンプ」という言葉がぴったりなアルバム。独特な浮遊感が多くの音楽ファンを魅了し、海外にもファンを増やしつつある名盤だ。当然OK Musicさんも触れている。

okmusic.jp

 

これをAIが要約すると…

↓↓↓

フィッシュマンズのアルバム「空中キャンプ」が世代を超えて聴き継がれている。奏でられる全ての音と佐藤伸治の中性的なヴォーカルが溶け合い、心地よい。レゲエを基調としたポップミュージックを発信していた。


うまい!うまい!うまい!

煉獄さんもビックリなうまい具合の要約である。名盤を端的かつ効果的に伝える事が出来そうなナイスなレビュー。すごいなイライザちゃん。さてはイライザちゃん、フィッシュマンズ好きだな?



フィッシュマンズ / ナイトクルージング


「ひこうき雲」荒井由実【1973】

1. ひこうき雲
2. 曇り空
3. 恋のスーパーパラシューター
4. 空と海の輝きに向けて
5. きっと言える
6. ベルベット・イースター
7. 紙ヒコーキ
8. 雨の街を
9. 返事はいらない
10. そのまま

ニュー・ミュージックと言えばのユーミンの1stアルバム。
タイトル曲『ひこうき雲』はすっかり国民的ソングとして定着した一曲である。
OK Musicさんのレビューは以下の通り。

okmusic.jp

 

こちらをAIが要約すると…

↓↓↓

ユーミンのデビューアルバム「ひこうき雲」が、日本の70’s音楽シーンを一変させた。ユーミンは、フォーク系音楽を大ヒットさせるなど、新しいジャンルを生み出した。ユーミンの才能を、リスナーが振り返るかたちで評価したと筆者。


「フォーク系音楽を大ヒットさせる」あたりが非常が怪しい表現になっているが、このユーミンの1stが以降のユーミンの活躍によって再注目されたという事実は間違いない。とにかくユーミンがシーンを変えたという点に関しては伝わってくる内容だ。



荒井由実 / ひこうき雲


「黒船」サディスティック・ミカ・バンド【1974】

1. 墨絵の国へ
2. 何かが海をやってくる
3. タイムマシンにおねがい
4. 黒船 (嘉永六年六月二日)
5. 黒船 (嘉永六年六月三日)
6. 黒船 (嘉永六年六月四日)
7. よろしくどうぞ
8. どんたく
9. 四季頌歌
10. 塀までひとっとび
11. 颱風歌
12. さようなら

イギリスからのプロデューサーを迎え、しっかりと海外のサウンドに向き合ってじっくりと日本で作り上げられた名盤。個人的にも大好きな一枚だ。色々と革新的だったアルバム、OK Musicさんの記事は下記から。

okmusic.jp

 

AIが要約すると…

↓↓↓

元ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦が中心になって結成された「黒船」。同作は、日本的な風情も盛り込んだ上に、高度な演奏技術もあいまって注目を浴びた。加藤は「不安定な要素」が捨てられないようだと筆者は指摘している。


なるほど。これも非常に的確にまとめられている。ただ「不安定な要素」が捨てられないという点は決してネガティブな要素ではなく加藤和彦が敢えて残した部分だという事がこの要約からだと伝わらない。うーん、要約って難しいね。



サディスティック・ミカ・バンド / タイムマシンにおねがい


「SONGS」シュガー・ベイブ【1975】

1. SHOW
2. DOWN TOWN
3. 蜃気楼の街
4. 風の世界
5. ためいきばかり
6. いつも通り
7. すてきなメロディー
8. 今日はなんだか
9. 雨は手のひらにいっぱい
10. 過ぎ去りし日々“60’s Dream”
11. SUGAR

こちらも近年目覚ましい勢いで再評価されているアルバム。当時は殆ど売れなかったアルバムだが、今聴くと間違いなくJ-POPの起点がここにある事が分かる一枚だ。ウチの6歳の娘も「ダウンタウンに繰り出そう~」と歌ってしまうあたり、やはり凄い名盤。

okmusic.jp

 

AIが要約すると…

↓↓↓

シュガー・ベイブの名盤「Songs」が、山下達郎と大貫妙子が在籍した幻のスーパーグループ。山下は、今で言うところの完全なポピュラー音楽オタクである。ロックをポップスの一種として表現しようとしていた、と筆者。


文章としてややおかしな点はあるが完璧な要約である。「山下は今で言うところの完全なポピュラー音楽オタク」。完璧である。このアルバムに関してはまさに最適なレビューだと言える。イライザちゃんは要約のポイントをちゃんと分かっているようだ。




シュガーベイブ / 今日はなんだか


「FANTASMA」CORNELIUS【1997】

1. MIC CHECK
2. THE MICRO DISNEYCAL WORLD TOUR
3. NEW MUSIC MACHINE   
4. CLASH
5. COUNT FIVE OR SIX
6. MONKEY
7. STAR FRUITS SURF RIDER
8. CHAPTER 8 ~Seashore and Horizon~
9. FREE FALL
10. 2010
11. GOD ONLY KNOWS
12. THANK YOU FOR THE MUSIC
13. FANTASMA

ギミック満載で情報てんこ盛り、そしておそらく日本の音楽が海外の最先端の音楽に並んだ数少ない例の一つがこのコーネリアスのアルバムだと思っている。…まぁオリンピックの件とかあって最近はなかなか触れづらいアルバムでもあるけど(苦笑)

okmusic.jp

 

こちらをAIが要約すると…

↓↓↓

コーネリアスの傑作「FANTASMA」を振り返っている。映画監督は普通の人とは異なった脳の使い方をしていると筆者は指摘。映画監督の仕事はほとんど驚異的なものだと思えてくると指摘した。


映画監督の話してんじゃねーよおい。
なんだイライザてめぇコラ、お前もコーネリアス本人には触れたくないってのか??あーあヤダね、こうやってキレイなものばっかりしか求めない世の中になっていくのは本当に正しいんか??やはりAIが活躍する世界ってのはディストピアになるのか??



CORNELIUS / NEW MUSIC MACHINE


「無罪モラトリアム」椎名林檎【1999】

1. 正しい街
2. 歌舞伎町の女王
3. 丸の内サディスティック
4. 幸福論(悦楽編)
5. 茜さす 帰路照らされど…
6. シドと白昼夢
7. 積木遊び
8. ここでキスして。
9. 同じ夜
10. 警告
11. モルヒネ

今我々が聴いている音楽に対して直系とも言えるべき影響を与えたのがこちらのアルバム。最近の再評価やジャケットのインパクトも相まって邦楽史上でも最も有名なアルバムの一角に収まった感がある。実は個人的には次の勝訴の方が好きだったりするんだけど…。

okmusic.jp

 

さて、AIが要約すると…

↓↓↓

椎名林檎の原点とも言える1stアルバム「無罪モラトリアム」を筆者がプレイしている。息つく暇もなく、ロックサウンドが迫るM1「正しい街」。「丸の内サディスティック」は、ギターサウンドや楽曲構成はパンクのようだ。


「無罪モラトリアム」を筆者がプレイしている。このAIの要約の仕方がもう椎名林檎病に囚われている証である。椎名林檎の強烈さはAIをもってしても御しきれないものなのか。語っている内容については間違いはないが。アルバムの序盤で止まっているけど。



椎名林檎 / 歌舞伎町の女王


「A LONG VACATION」大滝詠一【1981】


1. 君は天然色
2. Velvet Motel
3. カナリア諸島にて
4. Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語
5. 我が心のピンボール
6. 雨のウェンズディ
7. スピーチ・バルーン
8. 恋するカレン
9. FUN×4
10. さらばシベリア鉄道

こちらも近年ぐんぐん知名度を上げてきている邦楽史に残る不動の名盤。今年は40周年記念盤も発売され話題となった。何かのニュースで見たがこれまでの累計売上は200万枚を超えたとか。やっぱり本物ってのはロングセラーになるんだろう。

okmusic.jp

 

これをAIが要約すると…

↓↓↓

大瀧詠一の「A LONG VACATION」が、日本の音楽史に燦然と輝いた。1981年にリリースされた通称「ロンバケ」こと、大瀧のアルバム。大瀧は、レコードを持っていないのにほとんどの収録曲を耳にできてしまった。


「大瀧は、レコードを持っていないのにほとんどの収録曲を耳にできてしまった。」
などと意味不明な供述をしておりますが、当時ラジオでこのアルバムがガンガン流れていたのでアルバムを持ってない人でも内容を聴けてしまっていたみたいな意味です。おいイライザ!雑な仕事すんな。ちゃんと誤解のないように要約しなさい。



大滝詠一 / 君は天然色

 

「氷の世界」井上陽水【1973】

1. あかずの踏切り
2. はじまり
3. 帰れない二人
4. チエちゃん
5. 氷の世界
6. 白い一日
7. 自己嫌悪
8. 心もよう
9. 待ちぼうけ
10. 桜三月散歩道
11. Fun
12. 小春おばさん
13. おやすみ

実は様々な豪華アーティストが関わっていた井上陽水の名盤。良くある邦楽ロックの歴史から紐解こうとするとなかなか立ち位置が難しかったりするアルバムなんだけど、現代の邦楽に通じる原点の一つとして広く認識されつつある感じはしている。

okmusic.jp

 

AIが要約すると…

↓↓↓

日本で初めてミリオンセラーを達成したアルバム「氷の世界」を紹介している。73年の終わりにリリースされると、売上げが伸び、2年経った頃に日本初のミリオンセラーを達成。陽水の「夢の中へ」や「心もよう」といったシングル作品がヒットした。

 

ふむふむ。解説として間違ってはいないんだけどこれだと「夢の中へ」もこのアルバムに収録されていると勘違いされそう。収録されてないんだけどね、この辺りがイライザちゃんにはちょっと難しかったかな。でもまぁシンプルな説明としてはOKな気がする。



井上陽水 / 氷の世界


おわりに


さてこれでAIによる音楽レビューの要約が出来た。人間とAIの歴史的なコラボだ。
これできっと多くの現代人にも音楽が届くようになるだろう。


では、ここで俺はさらなる禁忌を犯す事にする。


歌詞の要約である。

本稿でも触れたはっぴいえんどの大名曲であり、
日本を代表する作詞家で紫綬褒章受章者の松本隆大先生による
『風をあつめて』の歌詞。これをAIで要約してしまおうと思う。

www.utamap.com


忘れられていく日本の原風景を類稀なる想像力と映像美をもってして表現した曲。
この偉大なる曲の歌詞を大変失礼ながらイライザちゃんに要約してもらおう。

とにかく時間が惜しい現代人。
『風をあつめて』の4分すらも惜しいという超多忙な方もいらっしゃるだろう。
もしこの曲が圧縮されて1分くらいになるのなら聴いてやらんでもないという方がいるかもしれない。

分かった。AIならどんな願いもかなえてくれる。
その願い、叶えてしんぜよう。

さあ、頑張れイライザちゃん。

AIが要約すると…

↓↓↓

蒼空を、風をあつめて、風をあつめて、蒼空を翔けたいと筆者が語っている。蒼空を、とても素敵な昧爽どきを通り抜けてたら、防波堤ごしが碇泊している。蒼空を、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝くような、輝く。



………


松本隆、AIに勝つ!



松本隆大先生のセンスが凄すぎてAIが完全にバグっている!


なるほど、という事はまだまだまだAIにも出来ない事があるというわけだ。
安心した。やっぱりそうやすやすと要約できてたまるかって話なんだよな。
ちゃっちゃと圧縮できる校長先生の話とはわけが違うんだよ。

となると自分でやっといてなんだが、AIによる音楽レビューの効率化も、
結果だけ見ると確かにAIは凄いし簡潔にアルバムを紹介できているように見える。
でもきっとそれは本質ではないしどうしても要約は要約に過ぎない


だから要約を読んでもいいんで、それをきっかけに元の文も読んで欲しい

本末転倒な結論になるんだけど、要約は便利だけどきっかけであって欲しいんだよね。
要約ってのは「要約で済ませる」事で終わらせるんじゃなくってさ、
「要約のお陰で興味を持てました!」という入り口になるのがベストなんだよ。

そういう意味では要約にも役割はある。
要約が無かったらまず読む気すら起きなかったという人もいるだろうから。

だからAIの力を借りて要約ができる便利さは是非活用していきたい。
そのうえでちゃんと人を本質に誘導できるような道を作っていく事も大事なんだろう。


時間が無くて皆が忙しくしている現代社会。

少しでも多くの人の目に留まるような工夫が今まで以上に必要になってきた。
いつもダラダラとやっている俺ももう少し工夫しないとなー。


などと言いつつ、今回の記事も10000字越えである。

はぁ…。効率化には程遠い…。


今後はイライザちゃんのバージョンアップも期待しています!


というわけで無駄に長ったらしい関連記事もどうぞ。

drr.hateblo.jp

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そして今後ともAIを宜しくお願い致します。

www.youtube.com